破折ファイル除去とパーフォレーションリペア、しかしイスムスにGP取り残しが・・・・
投稿日:2014年12月23日
カテゴリ:院長ブログ
MB根に、ファイルが折れていましてBD,P根ともに、大きな病巣が・・・
湾曲した先に折れているファイルは、除去は非常に困難です。
しかもこの症例、MB根の上部に大きなパーフォレーション(歯医者が間違って穴開けちゃったもの)があいていて、処置中の出血が大変でした。
2回目
BD,Pはグライドパスしたものの、P根は根尖孔外にGPが出ていたため除去できず。
出血が時々収まるので、そのたびにファイルに超音波を加えるも取れず。水酸化カルシュウムの止血作用を信じ3回目へ
止血がうまくいき、ファイルが取れて急いで根管形成、MTA根充するも、イスムスにのこされたGPが・・・
マイクロでは見えていなかったので、取れて安心し、功を急いだ結果です。
ただ、1っか月ですが、今のところ経過は良好で、(サイナストラクト消失、打診消失)恐らく治りそう。
根管治療は奥が深い・・・
これ、保険です。
役人の方々に言いたい。
正直、全く採算合いません。
多分、こんなに頑張っても報われてない歯医者は私だけではないはず。
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