口蓋側(舌があるほう)に瘻孔(膿の出口)がある症例の外科をどうするか
投稿日:2018年7月10日
カテゴリ:院長ブログ 根管治療(歯の神経の治療)
長いタイトルですね・・・
舌側または口蓋側に瘻孔(フィステルとか呼ばれているやつ)で歯根端切除がどうしても必要なケースはどうアプローチするべきか。
例えば上顎側切歯は口蓋側に瘻孔が出来ることが知られています。
これは、歯軸が口蓋側にふっているからなんですね。
研修医の先生は覚えておくといいですよ。
さて、
過去に歯根端切除を他院で受けていて、セラミックをかぶせてある歯です。
セラミックを壊し、再根管治療を考えてもいいのですが、基本的には再外科がいいでしょう。
なぜなら、歯根端をした歯は外科の時になにかをミスしているとすると根管内からそれを解決するのは非常に難しいからです。
で、このケース、口蓋側に瘻孔が開いております。
こんな場合、口蓋側のフラップを開けるのか迷う先生もいるかもしれませんが、
『絶対に頬側からやりましょう』
が原則です。
理由は、フラップが口蓋側は硬すぎるからです。
では、口蓋側の穿孔している肉芽はどうしたらいいか。
こんな感じで大きめのボスミン綿球を加圧充填しちゃうと楽です。
綺麗ですね。
さて、20日の徹夜会ですが、
原先生の外科と関口先生の治療計画
という濃厚すぎる内容になっております。
歯根端切除のヒントも出るかもですよ(^^♪
7/20
内神田PMO11階
21:00~
参加費無料
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