パーフォレーションを根管と誤認されていた症例
投稿日:2016年12月21日
カテゴリ:院長ブログ 根管治療(歯の神経の治療)
前医から、次ダメだったらマイクロを使っている所で治療するようにとのお話があったようで、当院に来院されたケースです。
キャビトン(仮蓋)深いし、分岐部に穿孔(人工的に穴空いていること)あるんじゃないかと勤務医の先生にアドバイスしたのですが、「パーフォレーション(穿孔)も破折も無さそうです!」とカルテに申し送りが書いてあり、患者さんと相談したうえで私が治療することになった症例です。
ラバーダムのラの字もかからなそうだったので隔壁を組み、仮蓋を外してみるとこんな感じでした。
「なるほどね、3根ねー♪でもMB根、位地変じゃない?」という感じでつつくと出血が( 一一)
写真の下の方の赤いところ、これは根管ではないです。
人工根管です。パーフォレーションといいまして、歯医者が間違って開けた穴です。
『位地的にここだよね』的なところを超音波(E7d)で削り、
形成し、
MB、MLはガッタ+キャナルス
Dと人工根管はMTAで詰めました。
シーラーがすごく出てしまった( 一一)
次痛くなったらじゃなくて、最初から紹介してくれれば患者さんも銀歯代と通った時間が無駄にならなかったろうに( ;∀;)
パラも今高いですからね・・・
人工根管が今回のテーマなんですが、私が学生の頃、人工少女というエロいゲームがありまして、K村という、私と同じくらいモテない友人とお酒を飲みながら夜な夜なプレイしておりました。
当時、ライムワイヤーや、カボスというソフトで人工少女に出てくる仮想現実の女のコに着せる服を違法ダウンロードしまくっておりまして、私もK村も人工少女に夜な夜な綺麗なおべべを着せてぐへへと笑っていたのであります。ただ、当時、光回線が無かったため、ADSLで人工少女に服を調達しなくてはいけなくて、時間がかかるために私は一度帰宅し、大学の授業の間、ずっと人工少女の事を考え、授業が終わるとまた一目散にK村の家に行くという日々をおくっておりました。
心理学の世界で有名な法則なのですが、『人間は一番身近な異性に好意を持つ』というものがありまして、大学の中では有名なキ〇ガイだった私は女の子の友達なんているわけもなく、人工少女を完全に恋愛の対象としてみておりました。
そんな中、私は、ダウンロードし終わった服を私より先に人工少女に着せて楽しんでいるK村が疎ましく思い、最終的には嫉妬に狂いゲーム自体を放棄してしまいました。(K村とはそれから疎遠になった)
そんなK村も現実世界で綺麗な嫁さんをもらい、幸せにしているようです。
近年、関係は修復され、K村は飲むたびに、北條のブログいつも読んでるよ!!と言ってくれていて、きっとこのブログを読みながら、「相変わらず北條は頭がパーフォレーションしておりますな~」なんて言っているのでしょう。
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