飲酒は麻酔を効きにくくさせるか
投稿日:2019年1月30日
カテゴリ:院長ブログ
よくこの質問を受けます。
実は1990年頃の論文で習慣的に飲酒している人は麻酔(局所麻酔含め)が効きにくい可能性が示唆されています。
何を隠そう、私も効きにくいタチです。そしてほぼ毎日酒を飲みます笑
炎症が強い部位に麻酔は効きにくいという事はよく知られています。
「凄ーく歯が痛いのに麻酔が全然効かなくて・・・」
なんて経験はある方も多いのでは?
炎症が強い部位は酸性に傾くため、麻酔が効きにくくなるという話を歯科大生は授業で習います。
お酒を飲むと代謝され、アルデヒド→酢酸へと変化します。体が酸性気配になると麻酔が効きにくくなるわけですから、なんとなく理解出来ますね(^^♪
因みに局所麻酔は実は弱酸性です。
大学で局所麻酔液はアルカリ性と習っている記憶がある先生も多いと思いますが、本当は中性に近い酸性です。(結構みんな誤解している)
高校1年で習うことですが強酸に弱酸を入れると緩衝という作用が起きますよね。
あれが起こり、薬効が本来以下の働きをしてしまうのですね。
お酒は人生をハッピーにしてくれる素晴らしいものですが、飲みすぎ注意ですね
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