歯が折れた!歯の破折について|東京日本橋の歯医者|ほうじょう歯科医院新日本橋

新型コロナウイルス対策と患者様へのお願い

マイクロスコープ/歯科用CT等を駆使した精密治療

歯を抜かない歯内療法

お問い合わせ・ご相談

予約変更の再は診察券番号もお伝えください

03-6262-3646

東京都中央区日本橋本町4-1-1 加島商館ビル2F

歯が折れた!歯の破折について

投稿日:2018年12月27日

カテゴリ:院長ブログ

歯が折れる、歯の破折について

破折には様々な分類があります。破折の分類についてご紹介いたします。

亀裂(Crack Tooth)

生活歯(神経を取っていない歯)、失活歯(神経が死んでしまっている)双方に起こります。破折の方向は近遠心に向かって入ることが多いと言われています。症状の初期は噛むときの違和感から始まり、末期は何もしなくてもずきずき痛みます。抜髄(神経を取る)をすることで痛みが引きますが、長期予後は不明、若しくはあまり良くないと言われています(アメリカ歯内療法学会)。
亀裂は診査が難しく、

があります。深いポケットが存在し、排膿がある場合は抜歯になることもあります。レントゲンに反映されないために非常に診査が難しいことが多く、歯科医院を受診した際に「何もありません」と言われてしまうことも度々あります。

歯根破折(Root Fracture)

神経を過去に取っている歯に起きやすいと言われています。亀裂と異なり頬舌的(頬の方から舌の方にかけて)に発生しやすいと言われています。亀裂と違い、激痛が出ることは稀です。レントゲンには比較的繁栄されやすいことが特徴ですが、反映されない症例も多いです。
歯根破折の予後は悪く、原則抜歯になります。

歯冠破折(横破折)

歯が真横に割れてしまうケースがあります。神経がある歯、無い歯、双方に起こります。破折してしまった部位によっては、矯正や外科的に治すことも可能な場合があります。

歯が折れた時のレントゲン

破折の診査の実際

破折の診査はマイクロスコープが非常に有用です。動画で解説します。

破折を放置するデメリット

歯科医師は破折と診断すると必ず抜歯を奨めます。理由は、周囲の骨(歯槽骨)を加速度的に溶かしてしまうからです。骨が吸収してしまうと、入れ歯、ブリッジ、インプラント、どの治療をのちに選択したとしても困難になってしまいます。

痛みが伴わない歯根破折ですが、抜歯をしないデメリットをしっかりご理解したうえで選択していただくことをお薦めします。

トップへ戻る