虫歯予防で著名な伊藤先生にお会いしました!
投稿日:2024年2月1日
カテゴリ:院長ブログ
あけましておめでとうございます。
今年も、ほうじょう歯科をよろしくお願い致します。
新年早々、とても嬉しいことがありまして、お話させていただきます。
日本で一番売れている予防の書籍で、カリエスブックという本があるのですが、その著者の伊藤先生と一緒に飲みに行かせてもらいまして、その際に、
「先生、大ファンなんでサインください!」と言ったら、
このような素晴らしいお言葉を頂きました。
どういう意味かというと、
齲窩(うか)というのは、虫歯に生じてしまった穴のことです。これを詰めたり、場合によってはぐるっと被せたりするのは歯科医師の技術が大きく、上手になる必要があります。
齲蝕(うしょく)というのは虫歯菌により歯のリン酸カルシウムの結晶が酸で脱灰される現象のことです。
齲窩と齲蝕はほぼ同じ意味なのですが、少し違います。
昔、歯に黒い部分が出来るとどんどん削る時代がありました。(場合によっては今も)
しかし、黒くて見た目が悪くても、ブラッシングが行き届いていて、糖分の供給が少なければ、再石灰化し、結果的に何年も進行しないことがあります。
時々、「歯磨きをいくら頑張っても虫歯になるからもう諦めました」という患者さんにお会いしますが、虫歯は予防が可能であるということは高いエビデンスがあります。
虫歯菌をお口の中からゼロにするというのは現実的に難しいですが、虫歯菌は糖から酸を作り、その酸が結果的に歯を壊していくという事実を考えると、糖を一切取らないように心がけるか、酸になり歯にダメージを与えないよう、歯磨きでお口の中からしっかり糖を除去するというのは割と簡単なように思われます。
齲窩は技術で治し、齲蝕は知識で患者さん自身が身を守る、とてもいい言葉なので、私もいろんなところで使わせてもらおうと思います。
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