新しい術式の歯根端切除術
従来、歯根端切除術の切開には、歯間乳頭を起点にするパピラベースという方法か、角化歯肉の間に切開を入れるオーシャンビンという切開が一般的です。オーシャンビンは日本人には不向きと言われており、多くがパピラベースで行われています。私も以前ご紹介した症例はパピラベースで行っております。
今回は被せ物が入っている前歯で、ヘリがどうしても下がるわけにいかない症例を、新しい切開法で対応しました。
観音開きの切開を行います。
視野が狭いので、止血など困難になります。
やってみたい先生はベーシックな手技がしっかり出来るようになってからトライすることをお薦めします。
正直、アシスタントがとても大変そうでした。
通法、石井宏先生のリトラクターを使っていますがこの術式ではモルト9二本でおこないました。
レトロチップはTIP JETという、サテレックかどこかのチップを使いました。バリオスの純正よりパワー強くてびっくりしました。