マイクロスコープを用いたサイナスリフト
このような骨が薄い症例はインプラントを通法通りに埋入することが出来ません。
現在、日本で使用可能なインプラントは6mm以上の長さになります。
このような症例では、サイナスリフトという、上顎洞を挙上する処置を併用しなければなりません。
この処置自体は昔からあり、エビデンスもあります。
しかし、上顎洞粘膜は薄く、切れやすいため、卵の薄皮を持ち上げる練習を、昔、滅茶苦茶やりました。
以前は肉眼で指先の感覚に集中して切れないように細心の注意を払って行いましたが、今は、マイクロスコープを使い、小さめにオペを行うことにしました。
さて、万一上顎洞粘膜を切ってしまったら・・・
切開した部位を縫合し、2カ月待つと再びくっついてくれるのでそれから再手術になります。
切らないに越したことはないですね(+_+)