線維性エプーリス除去手術
歯科では口腔内の簡単な小手術も日常的に行われています。
根管治療の分野では歯根端切除術、歯周病の分野ではフラップ手術や再生療法のGTR、エムドゲインなどがあります。
そして、歯とは全く関係がない手術も日常的に行われており、骨隆起除去や、良性腫瘍の切除などがあります。
今回は良性腫瘍の中でも最も症例が多い、線維性エプーリスの除去をご紹介いたします。
血が苦手な方は見ないでください。
線維性エプーリスは一般的に清掃不良なお口に出来ることが多い疾患です。
このケースは歯ブラシが上手な患者さんで、なぜここにエプーリスが出来たのかは不明ですが、マイクロスコープ下でゆっくり除去しました。
マイクロスコープは本来、歯科以外の脳外科や耳鼻科で古くから使われており、このような使い方は逆にマイクロスコープの本質とも言えるかもしれません。
他科の先生が、歯科の先生が普段行っているような鏡で逆さに写しながら処置を行っている姿をみたら、さぞ驚くでしょう。