麻酔の効く効かないについて・・・(痛くない治療)
投稿日:2014年6月3日
カテゴリ:院長ブログ
昨日は、歯科医師会の会合でいろいろなお話を聞けて、とても勉強になりました。夕方から、診療所を閉めさせていただき、患者さまに、ご迷惑お掛けしまして、申し訳ありませんでした。
話は変わるのですが、私は、患者さんに「下の奥歯は麻酔効きづらいので、効き悪かったら足しますね」とお話します。歯医者は、歯に直接麻酔をするのではなく、歯茎に麻酔を打って、骨を通過して、歯までしびれさせています。下の顎の骨は、非常に分厚いので中々効かないのです。
そこで、歯根膜というところに、麻酔を打つことがあるのですが、麻酔が覚めた後、噛むとしばらく痛いのが難点です。歯根膜とは、歯と骨の間のゾーンなのですが、歯の衝撃を骨に伝えるクッションのようなものなので、そこに液体の麻酔を流し込んでしまうと、クッションがパンパンになるイメージですね。(ちょっとちがうけど)
私は、なかなか効きづらい時は伝達麻酔という方法で麻酔をすることがあります。(めったにやらないけど)
必要以上にきいちゃうので、最後の奥の手みたいな感じですね。
なんで、下の奥歯は麻酔が効かないの?と、最近尋ねられることがありまして、説明下手ながら、書かせていただきました。
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