神経を残す治療が失敗すると・・・
投稿日:2018年10月2日
カテゴリ:院長ブログ 根管治療(歯の神経の治療)
奥から2番目の歯が痛いとのことでレントゲンを撮ると、
ここに大きな虫歯があり、銀歯を除去してみることに。
いやー、すごいことになってますね。
先日にご紹介した、神経を部分的に除去する治療はラバーダムが必須です。
適当にやるとこんな感じで、めちゃくちゃな歯になっていしまいます。
この歯はこのあとどうなるかというと、
①綺麗にできるところまでして、様子をみる。何もなければそれでOK。
②綺麗にしたが痛みが引かない場合、外科的歯内療法に移行する。上顎洞や解剖学的制約があれば再植になる
です。
②の場合、破折のリスクが伴うため、非常に怖いです。
なにが言いたいかというと、断髄も抜髄もやるからには責任感を持って、ラバーダムをし、ラバーはしかり消毒し、コーキングもして完璧を期して行われるべきです。
中途半端なことをすると、何もしないより悲惨なことになります。
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