歯周病の治し方
投稿日:2018年9月27日
カテゴリ:院長ブログ
最近、マニアックすぎる記事が多すぎる私のブログ・・・
少しは患者さん目線で書いてみることにします。
さて、歯周病とはなんなのか。
歯周病とは「歯の表面、もしくは歯根(歯茎の中に埋まっている部分)に細菌感染を起こし、炎症を起こした状態」です。
炎症の定義とは幅広く、歯茎が腫れた、膿が出るなど様々ですが、なぜ歯周病はこんなにも恐れられているかというと、歯周病で、歯茎を支えている骨が溶けてしまうことが挙げられます。
一度溶けた骨は中々再生することはありません。
では、歯医者は歯周病の患者さんに対してとても無力なのかというとそうでもないです。
歯周病は細菌感染なので、原因になる細菌数を減らすことで進行をとめることができます。
また、1980年代から、再生療法とよばれる、GTR,エムドゲインがあらわれてきました。
これは一度喪失した骨を再生させる唯一の方法という意味では今も同じです。
ただし、適応症が限られているためにすべての歯周病患者さんに適応できるものではありません。
大きな骨の吸収をしているケース
再生してます。
全部がうまくいくわけではないのですが、エビデンスは沢山ありますので私は選択肢の一つになるよう、トレーニングを積んできました。
歯周病は非常に厄介ですので、皆様、ひどくなる前に歯科医院へ。
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