歯の内部吸収から大きな病変に至ってしまった歯の予後18カ月
投稿日:2018年6月16日
カテゴリ:院長ブログ 根管治療(歯の神経の治療)
以前にご紹介した内部吸収のケースです。
このようなケースは外傷が原因で神経が死んでしまった場合に多いです。
歯茎が猛烈に腫れてしまったことをきっかけに気づかれた症例です。
普通は穿孔を埋めてからでないと作業長を決めにくいのですが、運よく滲出液がとまり作業長を簡単に測れたので
MTAで充填しました。
ガッタパーチャでは大きな穿孔は封鎖しても予後は悪いです。
穿孔していない内部吸収であればガッタでいいんですよ。
半年後。まだ骨吸収があります
一年後。だいぶ骨が出来ました
一年半。もう自然な骨と言ってもいいでしょう。
良い感じですね。
根管治療は予後を追うことが重要です。
症状が引いてもレントゲンを撮影して経過を追わせて頂いております。
歯周病や矯正も治療を終えた後の人生のほうが長い。
体の一部のことですから、めんどくさがらず、メインテナンス時にレントゲンを撮影させていただきたいです。
昨日は父の大学時代のご友人の方々と飲みに行かせてもらいました。
「49日過ぎたら飲みに行こう」
と、葬儀の時に声をかけてくださったときは本当に嬉しかったですし、
父の、私たち家族の知らないエピソードを沢山聞かせてくれて、大学の友達とは本当に素晴らしいなと思いました。
私が高校の頃、学校に行くふりをしていつも漫画喫茶で時間をつぶしていたのが父にばれた時、
「高校は正直つまらないよ。でも高校卒業しないと大学に行けないから行った方がいいよ。
高校の友達は数えるほどしかいないけど大学の友達は何歳になっても素晴らしい仲間のままだよ」
と説得されたのですが、実際に父抜きで父の友達と飲みに行けて、父は本当に大学の友達が好きだったんだなーとおもました。
父がダンスパーティーで全然女の子にもてなかった話などを、父が居ないところでネタにするのはちょっと気の毒でしたが、時折、思い出に浸り泣きそうになっている友人の方を見ていると、父は本当に幸せものだったんだなと思いました。
丁度、1年前の今ぐらいの頃に私が大学のキャンプ仲間(1人しかいない)とキャンプしている最中に父の入院を聞かされ、3月に亡くなり、今日まで本当にあっという間でした。
未だに実感が今一つわかないのですが、父の友人に心配されないようにクリニックの存続を目指して今年も頑張ります!!
さて、来週22日は徹夜会です!
来てくれてるみんな、ずっと私といい友達でいてくださいね!!
21:00~22:30
内神田PMO11階(無料)
演者:柳沢&北條
根管治療のお話をしますのでよろしくお願いします!
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