樋状根は難しい
投稿日:2017年11月2日
カテゴリ:院長ブログ 根管治療(歯の神経の治療)
私のブログにたまに出てくる樋状根。
これがマイクロが無いと難しい。
他院にて、もう一本神経があるかもしれないと言われ、当院を受診された方です。
当院に来る前に、拡大鏡で根管治療をしてくれる所も受診されたとの事でしたが、
仮蓋を外すとこんな感じでした( ;∀;)
正直、拡大鏡で完璧に根管治療をするというのは難しいと思います。
7倍のルーペが現存のなかでは最高倍率だと思うんですが、ルーペのライトじゃ、根管内、照らせなんですよね・・・|д゚)
これは樋状根と言って、U字型に神経がつながっている歯なんですね。
なので、
綺麗にして
根管充填しました。
Fanの分類のC2というパターンで、近心舌側根が独立しているケースです。
こないだ徹夜会で、寺岡先生と柳沢先生が
「C1が多いというのがFanの論文に書いてあったような気がする・・・」
といっていたのですが、私の臨床では圧倒的にC2が多いです。
樋状根はアジア人に多く、日本で統計をとるとまたことなる結果が出そうなきがしますね。
暇で死にそうな時があったら、私のクリニックの樋状根パターンの統計をとってみようかな( 一一)
さて、次回の徹夜会は
11/24(金)
21時~
at PMO内神田11階ドクターブック様のセミナー室
私と柳沢でしゃべります。
私は歯根端切除、柳沢は補綴の話です。
徹夜会忘年会の日程もみんなで相談したいので、来てくれている先生は必ずご出席の程お願い致します。
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