根管治療を難しくしているもの
投稿日:2018年9月4日
カテゴリ:院長ブログ 根管治療(歯の神経の治療)
非常に難しい症例ですがとても大事なことを示唆しているものなのでご紹介します
左下7の樋状根の治療を他院から依頼され、治療に臨んだ症例です
瘻孔(膿の出口)がありそこに造影剤を入れると
7番ではなく6番の根管口部付近に入ります
排膿の原因はそもそもは違う歯であったわけです。
そのお話を患者さん、紹介してくださった先生にお話し、
古い充填剤を除去
根管充填
7はきれいに治りました。
6は破折しているため、治療は出来ないと判断しました
現在も排膿はありますが痛みが無いため、紹介元の先生が経過を見ていてくれています。
このケース、紹介してくれた先生は6を疑っていなかったため、治療しても変わらなかったわけです。
診断は重要です。
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