根管治療は痛いのか?
投稿日:2018年9月5日
カテゴリ:院長ブログ 根管治療(歯の神経の治療)
例えばこんな歯の治療をするとします。
この歯は神経が自然に腐ってしまった、歯髄壊死という病名の歯に根管治療をしたものです。
神経は死んでいますので、削られても痛みはありません。
でも僕と小長谷は麻酔をします。
理由は、
『ラバーダムが痛い』
ことと
『神経の管の長さを測るときに歯のそとを一瞬つつく必要がある』
こと、そして
『生き残りの神経が万一残っていたら痛い 』←これは壊死症例、再治療では激レアです
ラバーダムから解説します。
ラバーダムは
こんな感じで金属を歯と歯茎の間に食い込ませます。
これが歯茎に刺さる感じはあり、痛い( 一一)
ただ、巷の先生はラバーダムしないので、これは一般的に関係ないでしょう
巷の先生が麻酔しない理由は
『麻酔が保険で算定できないから』
というのもあります。
当院では小長谷が保険で根管治療してくださっていますが、サービスでやってます。
理由2のつつく必要がある問題ですが
こうやって、神経の管の長さをはかるとき、必ずX線写真で僕は確認しています。
それは、電気で長さを測る、根管長測定器というのは誤差がすごいんです。
しかし、根管長測定器でかなり信頼性が高い長さがあり、それが、
『器具が神経をとびだした瞬間』
になります。
なので、私はその長さを信用し、本当にまちがっていないかレントゲンで見てるんですね。
そのちょっと飛び出る瞬間はやはり痛いです。神経死んでてもいたいです。
で最後の生き残りの件ですが
むかしご紹介したこの症例。
なんと熱いものがしみていました
しっかり長さをはかりました
美しい根管充填(笑)
熱いものはしみなくなりました。
これ、麻酔しないと激痛です。
術中の痛みの原因を大まかにあげました。
他にもありますので、過去のブログ参照!!
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