根管治療で治らない原因の一つ
投稿日:2018年8月7日
カテゴリ:院長ブログ 根管治療(歯の神経の治療)
瘻孔(膿の出口が歯茎から出ているところ)に造影剤を入れて撮ったレントゲン。
なぜ膿んでいるのか。このレントゲンでわかるのは
ヘリが合ってない。
これも根管治療の失敗の原因になります。
今回は
通法通り根管治療を行い、経過観察しました
3カ月後。
瘻孔が再発してしまいました。
このような治療に感受性が薄い歯は、歯根端切除術という外科処置で対処します。
切断面の染め出しをしたところです
小さくもう一つの根管が染まっていますね!!
このように、上の奥歯は副根管(MB2)という根があることがあります。
マイクロで見ないとさすがにわからないですね(*_*;
治癒しない原因は様々ですが、見落としの根管は結構な割合で難治性の原因となっています。
外科後、治癒を認めます。
小長谷先生の症例ですが、非常によく治療しているなと感心します。
大臼歯の外科は難易度は高いです。
誰でも出来るもんじゃない。
さて、8/24の徹夜会ですが、
有名な歯内療法医が講演してくれますので是非ご参加ください!!
テーマは「リバスクラリゼーション」のお話をしてくださるそうです。
Re=再び
Vasculer=血管
Zation=名詞を動詞にする
さて、知らない先生は何のことやらですね笑
私も7年前からずっと気になっていたテーマですが、臨床ではまだ一度もやったことがない!!笑
私の患者さんは子供が少ない(いない)ので。。
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