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土日で、外科的歯内療法の実習に行ってまいりました

投稿日:2016年4月24日

カテゴリ:根管治療(歯の神経の治療)

土日で、外科的歯内療法のセミナーに行ってまいりました。

根管治療の成功率は、抜髄で90%ちょい、感染根管治療で60~70%と言われており、

1、病巣があり 2、再治療であり 3、本来の根管形態を逸脱してしまっている

上記3つ全てにあてはまると、成功率はなんと40%・・・

なので、歯内療法医を志す者にとって、通法通りでは治せない症例というのが少なからず存在するわけです。

そこで、治らなかった歯に対して、最後の砦となるのが外科的歯内療法となるわけです。

 

従来のマイクロを使わない外科の成功率が60%前後だったのに対し、マイクロを使う外科の成功率は90%近いのです。ただ、目茶苦茶難しい上に、奥の歯になればなるほど難しくなる・・・

 

これは私の臨床感覚なのですが、そもそも再治療自体で、私が手を付ける前に本来の根管形態を逸脱してしまっている症例が多いのは大臼歯が多い気が・・・

 

見えずらいし、マイクロ無しで治療している先生には、大臼歯の根管治療って、意外とハードル高いと思います。

 

初日は前歯、小臼歯を中心に、2日目で大臼歯の外科をやりまくる、ハードな2日でした。

 

元々、私自身、外科はかなりの数を行っておりましたが、大臼歯のハードさたるや・・・( ;∀;)

 

今回のセミナーの一番の収穫は患者さんのポジショニングでした。

マイクロ使おうが、見えなきゃ始まらない・・・

あと、止血の重要性も再確認させられました。

 

なるほど!と思ったのは、補綴を外さず、6ミリ、9ミリのレトロチップを使うことも最近の海外の流れになってきたそうです。(前歯しか絶対できませんが)

確かにそこまでプレパレーション出来れば、コアまでたどり着けるかもですね!!

ただ、コロナルリーケージのことを考えると、失敗症例は、外すべきだと私は思いますが・・・

 

切開、縫合は、肉眼で全く問題ないとのことで、今後の術式に大分変化が出てきそうです(^^♪

 

 

石井先生、尾上先生、本当にありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 

 

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