フィステルとは
投稿日:2018年10月4日
カテゴリ:院長ブログ 根管治療(歯の神経の治療)
歯の神経の管が感染を起こすと、根の先に膿が溜まったり、炎症で骨が溶けてしまったりします。
炎症が骨の外側まで波及するとフィステルと呼ばれている、膿の出口が形成されます。
日本ではフィステルと呼ばれていますが、諸外国ではサイナストラクトと言われています。
私は正しい言葉を嫌味なく使いたいので瘻孔と呼ぶことが多いです。(相手が歯科医師で、サイナストラクトと呼んでいたらそれに倣います)
さて、サイナストラクトがある歯は一般的にはあまり痛くありません。
膿が外に逃げる経路があるだけでこんなに症状は出ないものなのかと我々も感心するくらい症状が出ません。
しかし、症状がないから安心していると、病気の範囲が広がってしまうこともあります。
「歯茎におできが出来た」
という時は、痛くなくても放置せず、歯科医院へ
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