根尖性歯周炎がひどくなりすぎてしまうと
投稿日:2017年5月30日
カテゴリ:根管治療(歯の神経の治療)
左下2を治療するも、治らなかった症例です。
原因歯は左下2だったため、左下1は手を付けず、3カ月様子を見ておりました。
このような症例で冷刺激や電気診に反応が鈍くなっているが実は神経がまだ死んでないケースというのが世の中にはありまして、焦らず様子をみたほうがいいです。
今回はホントに死んじゃってるケースでした。
ネゴシエーションし、
根管充填。
気になるクランプの位置ですが、歯列の関係で、4と2と1に穴をあけて治療しました。3は外しました。
臨床ではこのように簡単にラバーダムをかけれない症例があります。
3カ月後。
1を治療したら途端によくなりました。
よく覚えてほしいのが、先日の勉強会でもお話しましたが、
Coldは85%くらいの精度
EPTは80%ちょいくらい。
100%信頼できる診断は現段階ではパルプオキシメトリーくらいでしょうか。(持ってる先生いるのだろうか)
絶対といえる診断がない以上、『時間』という要素に頼ってみるのも大事です。
今度、似たような症例で、神経生きてたパターンをご紹介します。
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