根尖付近のファイル除去
投稿日:2017年12月5日
カテゴリ:院長ブログ 根管治療(歯の神経の治療)
近心根に注目。
病気が見えるのは遠心根です。
よーく見ると
ここに色が途中から変わっているところがあります。
GPを取っていくと
ファイルが折れていますね。
根の先で折れているため、除去は難しい可能性が・・・
東京歯科産業さんからお借りしている超音波チップを使ったら難なくとれました。
こうゆう症例、ながーくて細いチップが便利です。
以前、寺内先生のファイル除去のセミナーに行ったときも、
ブキャナンが考えたほそーい、先端がヘーベルみたいなチップで取ってましたね。
僕はその後、折れるまでそのチップを使いましたが、折れてからは高すぎて使っていません。
臨床は現実的な値段のツールを使わないと成立しません。
ブキャナンは大臼歯のリトリートメント30万円くらいチャージしているそうです。
近心根は先端付近でくっついてました。
このような症例はファイル折れやすいです( 一一)
近心投影。
近心根同士が数か所でコミュニケーションしているのがわかります。
40号で形成しているのに、イスムスを拡大するとこんなレントゲンに( 一一)
さて、話は変わりますが、
クイントの12月号に
4ページ書きました!!
歯周病学の恩師、清水先生にコメントを頂き、本当に光栄です。
クリニックに置いてありますんで、読みたい人はぜひ(^^♪
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