巨大なパーフォレーションリペア
投稿日:2017年7月26日
カテゴリ:根管治療(歯の神経の治療)
大きな病変があります。
この歯、唇側、口蓋側、ともに巨大なパーフォレーション(大きな穴)が開いてしまっており、
その後、MTAを詰め、
現在、骨はきれいに出来ていますね。
偏心投影すると、どれだけ酷い状況だったのかわかりますね( 一一)
さて、この歯、なぜ、コアが透けているかというと、
患者さんが遠方過ぎてこまめに来れないために、MTAとファイバーコアを同時に入れることにしました。その場合、根管内にMTAの水分があるので、通常のボンディングだと接着が期待できなかったので、TBB系の水分を許容するレジンで入れてみたわけです。
ボンディングはカラカラに乾燥させないと本来の能力が出ません。
逆にTBB系は水分が少しあるほうがいいんですね。
トクヤマさんの光で固まるMTAもTBB系なために、エアーで窩洞を乾かすとうまくいかないと昔メーカーの人から聞いたことがあります。(6年前、私が試したらうまくいかなかったのでトクヤマの人に聞いた)
さて、この歯、治ったはいいが、どのくらい割れずに使えるのだろうか・・・
心配です。
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