コンポジットレジンで白濁を再現
投稿日:2018年7月23日
カテゴリ:院長ブログ 根管治療(歯の神経の治療)
外傷などの歯冠破折の症例でどのような治療を選択するか。
色々見解はあると思いますが、
①全周削り、被せる
②折れたところをコンポジットレジンで治す
の二択でしょうね。
今回のケースは
破折して応急処置をしたレジンのやりなおしです。
反対側の歯を参考にすると、白濁した縞模様があります。
これを再現する方法を今回はお話します
古いレジンを除去したら
ホワイトニングした既往のある歯に用いる、Wという系統のレジンを深い所に入れます。
ホワイトニングは人工的に白濁させるようなもんですから、この系統のレジンは馴染みやすいです。
こんな感じで、A3のレジンの中にW系のレジンを仕込んであげて、研磨すると自然にできます。
読んでくれてる先生、簡単なんでお試しくださいね(^^♪
レジンはGCが強度的に良いと思います。
エッセンシアなどの自費用のレジンだとかなり細かく再現できます。
保険のレジンでもGCのレジンはかなり優れていますが、
光を照射する前後で色がかなり変わりますので、慣れが必要ですね。
色が照射すると白くなるのは「カンファーキノンが黄色い」からです。
ボンディングが黄色いのもカンファーキノンが入っているから。
カンファーキノンを光で壊してフリーラジカルが出ることでレジンは硬化します。
メーカーにより、色味の変化はかなり差があり、チュウイが必要です。
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